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福ちゃんの里山通信

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木更津の里山から発信します。

カテゴリ:千葉県南部情報( 17 )

10年前でした。
館山の戦跡を尋ねたことがあります。
西清川公民館の歴史学級でした。

今日の見学は桜井公民館が主催し、
   「米軍上陸地点」、「掩体壕」、「赤山地下壕」の見学です。

縁か、その時のガイドさんが赤山を案内して下さいました。
やはりその時、館山を説明して下さった方が今日も講師を務めて下さいました。
格段にレベルをあげて、
  豊富な知識での座学は聞き耳をたてる程でした。
急遽、NPOの会長さんも加わって下さいました。
至れり尽くせりのラッキーな移動研修です。


最初の見学地は、米軍の日本本土「上陸地点」でした。
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「コロネット作戦」の計画地図に、
  TATEYAMA、YOKOSUKA、KISARAZUの文字があるのには驚かされます。
徳川が江戸に幕府を開き、天皇が東京に遷都してから、
  東京湾は守りの最大のポイントとなってきました。
江戸時代の「松竹梅陣屋」は郷土史でも学習し、
  現地も見学して歩きました。
だから、コロネット作戦にこの3地名があることもうなづけます。
日本の守りは筒抜けだったんですね。
(アワビの漁法の輸出は、国防のノウハウまで流出させたんですね。)
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しかし、度素人の私は、
  「何故ここ?」と疑問を持ちました。
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敗戦を認めていない住民の話と、
  符合しない矛盾を感じました。
カニンガムには不安はなかったのでしょうか。
今でも自衛隊の基地があり、日本軍の重要な基地でもあったこの地に…。

同行の先輩が、父親の話として色々な話をしてくれました。
水上機の格納場所だったこの建物の話…。
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水上機の発着にはぴったりの館山湾ですからね。
波の静かな鏡ヶ浦も台風の影響か白波が見えていました。
さらに続く先輩のエピソード、
  軍が崩壊したその跡地でツルハシを使いサツマイモ畑を作った話…。
(陸の航空母艦の滑走路だったんでしょうか。)

上空を自衛隊のヘリがしきりで、
  時々、会長のガイドの話も中断させられました。
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次に見せて下さったのは「掩体壕」でした。
エンタイゴウと言うようです。
これは飛行機を隠す為の壕です。
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もちろん使用当時はもっと土はなかったはず…。
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まだ文化財には指定されておらず、
  今なら内部も詳しく見ることができます。
言われたとおり、上からは全くその存在には気づかれません。
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敵を欺くのが戦争、
  館山の住人にもきっと秘密裏に作られていたのでは…。


最後の見学地は、豊津ホールそばの「赤山地下壕」です。
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ホールで講義を戴き、昼食をとった後の見学です。
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10年前になかった入り口の補強は、崖崩れへの対策でしょうか。
内部はびくともしない岩盤ですが、
  表層は仕方ありませんね。
ここにも残そうとする力を感じました。
その前の掩体壕もそうですが、
  これも当時は軍事機密だったに違いありません。
木更津にもありますが、これだけ巨大な施設は珍しいです。
合計全長1.6kmと言うから驚きです。
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何時作り始めたかは諸説あり、まだ定かではありませんでした。
有事の折には軍の司令本部が置ける施設でもあり、
  様々な設備があったようです。
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行ってみたかったのは(危険性が高く不可能でしたが)、
  強大な燃料タンクのポッカリと空いた穴です。
木更津の太田山にもあったと言います。


折りしも、集団的自衛権を含む法案は、
  委員会を通り、衆議院でも可決されました。


内容の理解はされぬまま、
  立法化されていきます。
野党議員にも理解できないのですから、
  私たち国民が理解できるはずはありません。

憲法違反で司法の判断を求めるしかなさそうです。
自衛隊・安保・集団的自衛権、
  どうなっていくんでしょう?


館山の戦争遺跡は、
  再度実用化されることはないと思いますが…。

そんなことを考えさせられる今日の移動研修でした。

考える事を与えて下さる公民館、
  喜楽に従って歩ける移動研修…。
こんなにイージーな学習者でもいいのでしょうか…。



戦争から離れてしまって申し訳ないのですが、
  「赤山地下壕」には貴重な地層・断層がくっきりと確認できました。
(高校生の頃、地学は一番苦手な教科でしたが…。)
by fukuchan-ckj | 2015-07-16 23:49 | 千葉県南部情報 | Trackback | Comments(0)
第2回桜井あしたば学級『移動教室事前学習会』 in桜井公民館

第3回の事前学習と称してDVDを視聴しました。
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『NPO法人安房文化遺産フォーラム』で作成した、
  館山を紹介する映像でした。
     HPは こちら
概観するには最適なDVDでした。
(木更津市も各施設などで作ってはどうでしょう…。
  作ってある施設も多いか…、老婆心でした。)


とりわけ戦争遺跡に関わる映像ではありませんでしたが、
  学習する入り口として押させておきたい事実でした。

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江戸に政治の中心が移されると、東京湾は守りの要、
  千葉県には松平定信の松竹梅陣屋もあったとか。
松が丘(館山)、竹が丘(竹岡)、梅ヶ丘(千倉)の松竹梅です。
東京湾沿いの小高いところには砲台の名残が多くあります。
それが第2次世界大戦の敗戦まで、大きな意味を残してきました。
次回はその足跡をたどる移動研修です。
言わば見学地・館山は、海路・空路(初期)の最後の砦・最後の戦争遺跡ですね。

現代の戦争は眼に見えない所で防御しなくてはなりません。
空母だったり、衛生だったり、サイバーだったり…。
私自身の力の及ぶ範囲を遙かに超えています。
そこで私たちはこの目で歴史上の事実を焼き付け、
  それを子子孫孫に伝えなくてはならないと思うんです。
負の遺産かも知れないけれど、残す必要があると思うんです。

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しっかりと見てこようと考えます。


     (昨日のリポートでした。)
by fukuchan-ckj | 2015-06-19 10:37 | 千葉県南部情報 | Trackback | Comments(0)
公民館に3日連続で関わることになります。
あり得なかった生活が、現役時代には考えられなかった生活が、
  こうして続くのは暇をもてあます老人の姥捨て山なんでしょうか…。

「そうは思いたくない」と振り返りながら、
  おかげさまで生き甲斐を与えられているのも事実です。


文京公民館主催「郷土知ろう人講座」の移動教室です。
『後藤義光作品を訪ねる』と題し、
  千倉町・館山市を訪れました。

「波の伊八」はあまりにも有名ですが、
  初代義光の作品にも精巧な技を見せつけられました。


千倉町の西養寺から今日の始まりです。

先ず驚かされたことは、宮彫り師・木材の彫刻とばかり思っていたのですが、
  石造物も多く手がけられていたという事実です。
最初の見学地からそれを知らされました。
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龍は頭上で生きています。
才能はもっと昔からあったようで、
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これが中学生の頃の作品・おびんずる様とか…。
堂内に入れずとも印を組む姿は…。
雨風に叩かれるであろうに…。

石の作品にもその才が…。
地蔵菩薩半跏像がそれです。
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報告の流れを今日の日程に合わせていますので、
  最初からこれをアップすることになります。
後藤利兵衛橘義光の墓です。
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その右側には2代目義光(実子)の墓もありました。


圓蔵院が次の目的地です。
(本当はもっと紹介したいんですが、かなりスピードを上げております。)
ここでは本堂の扁額を省略出来ません。
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今日は額の中身は問題にしませんが、
  額縁の彫りの精巧さには語らずとも驚きますよね。
周りが中身より勝りすぎています。
欄間もしかりでした。
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戸の隙間から覗き見た彫刻を、
  こうしてデジカメに納めることができよかったと自己満足です。


住吉寺の龍も見事でした。
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ここまで見てくると、「波の伊八」の作品より、
  後藤義光の作品の方が好きになりそうです。


午後は館山市の南条八幡神社から見せて頂きました。
ここでは阿吽の狛犬を拝見しました。
江戸の流れをくむノミ使いを教えて頂きました。
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江戸から明治期に生きた匠ですので、
  安房でも江戸へのあこがれがあったのでしょうか…。


小網寺ではもっと好きになる作品に出逢いました。
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「よくぞここまで…」って思いません?
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失礼ながら「一寺社の為によくぞここまでの仕事を…」と、
  宮彫り師が大工の一人であった当時に思いを巡らせます。
今で言えば博物館か美術館に所蔵すべき作品では…。
このまま朽ちていくのかと思うと何故か寂しさを抱きます。


案内をして下さった「また旅倶楽部」のガイドさんが、
  面白い話を付け加えて下さいました。
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この親子の龍をどうご覧になりますか?
西養寺のお墓も親子で隣あっていました。
初代が88才と長命だった為、二代目は活躍の場が少なかったようです。
弟子も200名もおり、親父が偉大だと…。
こんな事はどうでもいいんですね。
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ガイドさんは「不謹慎」とは前置きし、
  虫の巣くった白さを「鼻血を止めるコヨリ」と戯れていました。
「面白い」と私の関心はもっぱらこちらでした。



この後、妙音院にも行ったのですが割愛します。

今回は後藤義光の作品みでアップしてみました。
門外漢の私は他の視点でも書きたかったのです。
 ・あちこちに咲く日本スイセン…
 ・昼食後の会計、どうして余るの…
 ・田舎ののどかな田園風景、子供の声…
 ・観光客の多い日曜の房州・マラソン大会等を避けるバス…
 ・備えられた金剛杖…
 ・某寺院の御幣と右縄…
 ・安易な仏(霊場)巡り…
上げればきりがありません。


いずれにしても実りの多い移動教室でした。
(参加者が少ないのはもったいない…。)
by fukuchan-ckj | 2015-01-25 23:40 | 千葉県南部情報 | Trackback | Comments(0)
近くの紅葉狩りは物置の屋根修理で断念しましたが、
  今日は養老渓谷の紅葉です。
雨も上がり幸運な小春日和の一日になりました。

文京公民館主催「ふれあい学級」の移動研修です。


会員の仲間に教えられた紅葉は、
  高滝湖のわきで待ってくれていました。
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少しばかり峠を過ぎ掛けてはいましたが、
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  それでも青空を染めていました。


期待を膨らめて渓谷へのトンネルをくぐり抜けました。
そこにも紅葉の空は広がっていました。
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よりいっそう鮮やかに迎え入れてくれました。
昨日の紅葉狩りの断念が、
  渓谷の感動を倍増してくれます。
我慢が報われました。

川面までも染めてくれます。
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自ずとシャッターを切る回数が増えます。


養老渓谷のビュースポットだった弘文洞も、
  今は険しさだけを見せつけています。
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崩落したのは30年も昔の話になりましょうか。
弘文帝にちなんだこの名も忘れ去られていくのですね…。


道行く客が「足下もよく見て、たまには上も見て」とジョークをとばしていました。
昨日の雨が足下をぬかるませていたのです。
運動靴からそれがしみこんでくる場所もありました。
(確かに私たちは上を観に来たのですね。)


絶好のポイントは私たちの足を止めます。
カメラを構える客か、足下のおぼつかなさか、
  はやりのラーメン屋のように列なします。
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公民館の心配りの竹の棒にもお世話にはならず、
  会員も自力で飛び石を渡ることができました。
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「備えあれば憂いなし」と言いますが、
  「備え」は使われないことを「よし」とします。
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「お心入れ」に、感謝ですね。


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たわわに実る秋も紅葉に負けてはおりませんでした。
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(我が家のは全て台風がもぎ取ってしまったのに…。)


渓谷の秋も終わろうとしています。
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それでもせっかく訪れて私たちを、
  最後の力でもてなしてくれました。
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やがて散り行く秋は、
  名残を残して去って行くでしょう…。


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また、
  きっとやって来ます!
by fukuchan-ckj | 2014-11-27 23:15 | 千葉県南部情報 | Trackback | Comments(0)
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  青い月夜の浜辺には
  親を探して鳴く鳥が
  波の国から生まれ出る
  濡れた翼の銀の色

  夜鳴く鳥の悲しさは
  親をたずねて海こえて
  月夜の国へ消えてゆく
  銀のつばさの浜千鳥



浜千鳥の親は何処にいるんでしょう。
もう私はこの世で親に会うことができなくなりました。

ひょっとしてお前も親に会えないのでは…。

そう思うと銀色の翼はあまりにも淋しい。

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銀色でこそありませんでしたが
  館山で会ったこの鳥は何を考えているのでしょうか。

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館山の映像をバックに
  倍賞千恵子さんの歌が聞こえてきました。
作詞者が館山に住んだことがあるからなんでしょうか。

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我が千葉県の絵は、
  昔を呼び覚まし、余計に淋しさを誘います。
by fukuchan-ckj | 2014-10-29 19:13 | 千葉県南部情報 | Trackback | Comments(0)
テレビから吉永小百合氏のインタビュー番組が流れてきました。
モントリオール世界映画祭で2賞を受賞と聞きます。
「審査員特別賞グランプリ」と「エキュメニカル審査員賞」です。
映画は10月11日(土)に劇場公開されるようです。

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やっとこの映画が公衆の前に現れます。
情報を聞いてから半年くらいになりましょうか…。
現地にも2度ほど訪ねました。
5月から6月にかけて、
  ブログにも6回ほどアップしてみました。
     鋸山のふもとのあの場所で…⑥は こちら
     鋸山のふもとのあの場所で…⑤は こちら
     鋸山のふもとのあの場所で…④は こちら
     鋸山のふもとのあの場所で…③は こちら
     鋸山のふもとのあの場所で…②は こちら
     鋸山のふもとのあの場所で…は  こちら
今回のタイトルも『鋸山のふもとのあの場所で…』とし、
  ⑦の番号を付けました。
私を明鐘の岬に誘ってくれたブログも見てあげて下さい。
     「リンとヒメ」の関連記事は こちら

小説のイメージで臨むとがっかりする事も多いようです。
自分の描いた世界と違うからでしょうか。
別の作品として見たらどうでしょう。
しかし現実と小説があるのですから、
  どこかに先入観がじゃましているかもしれません。

それでもいいんです。

隠れサユリストとしては見逃せない報道でした。
今は「早く映画が見たい。」それだけです。

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ちなみに小説のタイトルは『虹の岬の喫茶店』
  幻冬舎文庫
  著者・ 森沢明夫
映画タイトルは『ふしぎな岬の喫茶店』
  東映株式会社
  監督・成島出
  主演・吉永小百合
背景は
  千葉県安房郡鋸南町元名1番地
  喫茶店『岬』
  店主・玉木節子

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映画をみたらもう一度岬を訪れてみたい。
by fukuchan-ckj | 2014-10-05 17:02 | 千葉県南部情報 | Trackback | Comments(0)
まだ巡り会っていないこの本の読者へ


読み終えた時
  えいも知れない大きな物の存在を感じました。

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「安穏と生きている悩み知らずののんびりや」
千葉県民を揶揄するこの言葉を
  限りない讃辞と受け止めました。

千葉県生まれの作者が
  私の認知にある思い出の中の
    千葉県のあの場所をメイン舞台として書きつづった小説。
千葉県民であることを密かに肯定させました。
(決して今まで否定していたわけではありませんよ。)
(決してこの本が千葉県民を論じているわけではありません。)


伝わり来る暖かさが
  生きていることへの讃辞と感じました。
千葉県に限らず
  生きているってそうではないかって思いつつ本を閉じました。


TVで放映される映画を待てないかも知れません。
新聞やマスコミで評価される情報が
  映画館に私を誘惑するかも知れません。

木更津から映画館が消えてしまったことは
  「良い」とも「悪い」とも結論づけることは出来ません。

言えることは
  ぜひ「読んでみて下さい」
    「観てみましょう…」


具体的に書けないこの表現が
  歯痒くてなりません。


森沢明夫著 『虹の岬の喫茶店』
  幻冬舎文庫  ¥480+tax


岬からは通る「船」もハッキリと見ることが出来ます。
大阪を目指す「フェリー」かも知れません。
船を飛び越えた対岸の「三浦半島」も揺るぎなく横たわります。
「月の兎」だって確認することの出来る位置なのに
その先をも思わせる世界が広がります。
大空に架かる「虹」は更にその先なのかも知れません。

このパノラマを全て独り占めできる
  そんなベストポジションに喫茶店はあります。


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心に架かる虹を
探し続けているような…。


読み終えた今、
私自身が
この岬に立っているのだと
確信しました。


鋸山のふもとのあの場所で…①~⑥
  -完-
by fukuchan-ckj | 2014-06-03 22:10 | 千葉県南部情報 | Trackback | Comments(0)
『虹の岬の喫茶店』

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小説の中にこんな台詞がありました。

「あなたにも自由に生きる権利は与えられているけど、
  他人に迷惑をかける自由だけは与えられていないのよ」


この言葉は強烈なほど私の琴線をかきむしりました。


父母に逆らい、教師に逆らった子ども時代が
  この琴をガムシャラにかき鳴らしました。
親や教師の悩みを、
  逆の立場にさせられ悩む大人にになりました。
親の心痛に報いることはもう出来ません。
だからこそ子や孫には同じ学習をして欲しいと、
  「私のこれから」があるような気がします。

教え諭すことよりも、
  感じ味わうことが大切だと思っています。
すでにいくつかそんな営みを続けています。
それが親や教師に対する
  唯一無二の「感謝」の表現だと思うから…。
by fukuchan-ckj | 2014-06-01 14:32 | 千葉県南部情報 | Trackback | Comments(0)
ブログタイトルを”Love me tender”としたいところでしたが
  あえて平穏にこれを選びました。
関連記事のてまえだけでそうしました。
一連の心情の中にあることを素直に書きたいためです。

後に続く読者のために小説の内容には触れないでおこうとする
  ささやかな思いやりを裏切る記事になるかも知れませんが
    私の心にわきたつ感傷を素直に書くことにしました。
本を読む人も映画を視る人も、
  求める人の心にはそんな何かがあるんだと
    自分を納得させて書き出しました。


フェリー…。

てっきり金谷と久里浜を結ぶ東京湾フェリーを描きます。
対岸への足としては至極便利な交通機関なのです。
ここでのフェリーは唯一無二の物流手段として存在します。

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東京湾フェリー船上から見る夕日を拝借
HPは こちら



私の幼少時にも「木更津~横浜」「木更津~川崎」のフェリーがありました。
川崎に嫁いだ姉の家までは国鉄で4時間かかった記憶があります。
フェリーが大部短縮してくれました。
アクアラインはもっとこれを短縮してくれました。
「便利になったものだ」という感覚は
  今は感傷に変わっています。

実はこのフェリーは東京と大阪を結ぶ長距離の船便でした。
明鐘は大型のタンカーや小船など、
  東京湾を行き来する船を全て確認できます。
江戸幕府が松竹梅陣屋を築いた訳もうなづけます。
長距離を結ぶ船は
  いやがおうでもこの岬の前を通過します。
私のは東名を使わない理由がたやすく予想できました。

女々しくもその道筋を選んだ「タニさん」にもうなづけました。
年甲斐もなく携帯電話を繋げ…。
あとは止めておきます。
小説の中の女主人に嫉妬しても仕方ないし、
  かろうじてまだ読者への思いやりが残っています。
この本を読んで欲しいから…、
  映画も視て欲しいから…。
読んで、視て、感じて欲しいから…止めておきます。
実は映画はまだ私も視てはいません。
(そのはず、劇場公開は10月頃ですものね。)
隠れサユリストの私は必ずチケットを予約します。
ただし、映画館ではありません。
DVDもオンデマンドも視聴しません。
ひたすら民放TVで流されるのを待ちます。
私の中で営業するプレイガイドに予約したんです。


購入して読む本の魅力より、
  図書館で予約し待ちわびる楽しさを知ってしまいました。
遅い遅いと待つじれったさです。
「もういいや」ってあきらめるくらいならそれまでの思いと
  自分を納得させることが出来ます。
第一お金のない私には一番性に合っている選択でもあります。


         つづく…。
by fukuchan-ckj | 2014-05-29 13:19 | 千葉県南部情報 | Trackback | Comments(0)
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崖っぷち…。

まさにここは崖っぷちに建つ喫茶店です。
踏み外せば命をも奪いかねない崖です。
飛び降りて自分の終末を選ぶことも出来ます。
しかし この歳になってもまだ命は惜しいんです。
慎重に ゆっくり
  時には4本足で海辺を目指しました。

降り立ったそこには岩場が広がりました。
釣り人が時の流れに身を任せ
  ジッと竿先を見つめています。
岩場は更にその先を指し示しています。
虹の架かる大空かも知れません。
世界の果てなのかも知れません。

岩場には古人の香りも遺されていました。

喫茶店を見上げました。
ずっと高い位置に
  輪を描くトンビと共にありました。

視点を少しだけ左にずらすと
  そこにも坂道がありました。
緩やかな2本足で歩ける坂です。

ふとカールブッセの詩が脳裏をかすめました。

「幸い住むと人の言う」


虹の岬の喫茶店に戻りました。






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過日の行動をなぞってみたんです。
少しだけ小説を読み進めてなぞってみました。

磯の波もなぞっていました。
私より多くなぞっていました。
SDカードから思い出しながらなぞってみました。

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波も幸せの住む場所は答えてはくれませんでした。



関連記事も読んで頂くと嬉しく思います。

     鋸山のふもとのあの場所で…②は  こちら
     鋸山のふもとのあの場所で   は  こちら
by fukuchan-ckj | 2014-05-26 11:03 | 千葉県南部情報 | Trackback | Comments(0)