運命に竿さす
通い慣れたこの病院は、今日で何度になるのでしょう…。
行くことに拒否反応も辛さもなく、
むしろ生活サイクルに組み込まれたルーチンとなっています。
老いれば、何らかの障害は発生します。
自分だけはと思い込みたいのですが、
健康で生涯を終わるなんてほとんど稀な現実を見れば、
日曜日の度に教会で手を合わせるのと同じです。
悟りの境地には至っておりませんが、
人間の、自分の運命と教え込んでいます。
でも、今日のは何かが違います。
「自分の運命」ならねじ伏せてさえ説得させられますが、
妻となるとそれは違います。
ここにはまだ、春の命を精一杯謳歌する桜が…。
桜が好きな私も、
デジカメの視線の先にある花とは違うような気がしました。
今日から、妻は入院です。
出された昼食を妻は「まずい」と言いましたが、
私はそれなりの評価を与えます。
その昔のブログにアップしてあります。
『Medical Report 5(病院食)』は こちら
絶食もそう苦にならなかったのを思い出します。
再び夕刻に再登院した私は、
担当医から明日のオペの説明を受けました。
「合併症」などのリスクの説明は、
仕方ないとは思いつつも患者を消沈させる内容でした。
いつも人であふれかえる受付も、
病院を去る私の眼には…。
もう少しだけ、平静を装う夫を演じようと思います。
(打たれ弱いのは男の方なんですね。)
********************************* See you again ! ***************** 🐕 ***
by fukuchan-ckj
| 2019-04-15 23:11
| Medical check
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