死刑執行人の菜園
暴君は、誰一人逆らえない絶対権力者です。
情け容赦のない冷たい存在です。
パワハラだとか暴力行為だとか、
そう罵られようが全く頓着はしません。
『福chansふぁ~む』では枝豆の育成中です。
当地で有名な「小糸在来」です。
実においしく、種豆を保存し、今年ももうすぐです。
最初に種をいただいた時、
「種まきは7月10日」と言われたのが解せないまま、
忠実に守り切り成功しました。
(暴君も素直な所もあるんですよ。)
結果、ジャストヒットだったんです。
だから、今年もそれを期待し、せっせと世話をしています。
ところが、食害の痕が葉に現れました。
よく見ると、葉脈を残して柔らかい部分だけ食い荒らす奴がいます。
葉脈ごと、片端から食い荒らす奴もいます。
この時期になると虫の数も減ります。
(秋特有の虫も現れますが…。)
ピンセットではすばしこいバッタの奴は飛んで逃げてしまいます。
追いかけて捕まえようとしますが、
老人にはそのすばしこさには太刀打できません。
そこで考えたのが「ハサミ」の使用です。
見つけたらそっと近づきチョン切ります。
オスとメスとが逢瀬を楽しんでいても、暴君は残酷です。
2匹を一度にと、むしろ好機を得たかのように近寄り処刑します。
それでもこの暴君はギロチンを持ち出します。
農薬で殺すのは「セーフ」だと言うのでしょうか…。
足で踏んづけるのは「セーフ」だと言うのでしょうか…。
牛肉はうまいと食べながら、牛は殺してはいけないと言うのでしょうか…。
私だって殺生は残酷だとは思います。
詫びながら生きていくしか、しょうがないんです。
地獄に落ちても、生きていくしか方法を知りません。
今年も「小糸在来」は順調に育っています。
一ケ月後の我が家の食卓には、
ギンギンに冷えたビヤグラスとこいつとが
私と妻とに満悦するまどろみの一時を与えてくれる事でしょう。
********************************* See you again ! ***************** 🐕 ***
by fukuchan-ckj
| 2018-09-16 20:03
| 福chansふぁ~む
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