春のバラ鑑賞といしぶみの里を歩く
躊躇していたら、いただいたお電話が私の腰をあげさせました。
『房総ファミリア新聞』にもその記事は載りました。

先月に次いでの富来田地区ハイキングです。
『富岡ハイク①』は こちら
『富岡ハイク②』は こちら
今回は馬来田にて、やはり手島氏の主導による開催でした。
馬来田にある万葉歌碑とバラの庭園を訪れる日程でした。
9基ある万葉歌碑の7基を廻ったのですが、
以前のブログにもアップしましたので写真のみの報告とさせていただきます。


旅衣 八重着重ねて 寝のれども なほ肌寒し 妹にしあらねば (巻20-4351)

馬来田の 嶺ろの小竹葉の 露霜の 濡れてわきなば 汝は恋ふばそも (巻14-3382)

東の 野に炎の 立つ見えて かへり見すれば 月傾きぬ (巻1-48)


春の野に すみれ摘みにと 来しわれそ 野をなつかしみ 一夜寝にける (巻8-1424)

銀も 金も玉も 何せむに 勝れる宝 子に及かめやも (巻5-803)
ここまでの道すがらも書きたいことがたくさんあったのですが、
『妙泉寺』からの報告とさせていただきます。

ここでのカメラは、釣り鐘にズームインです。

本堂の片隅に置かれた小さな鐘です。

(やや、取って付けたような感もあったのですが…。)
例によって手島氏のサービス・卵の抽選もあり、寺を後にしました。

場所柄でしょうか、農家のいぶす煙が抹香くささを感じさせました。
案内していただいた『木更津名木100選』も、写真だけはアップしたいと思います。

根本家のシイ

医光寺のイチョウ
大きなものには何かが宿るのでしょうか…。
神仏でもないのに手を合わせたくなります。
ずいぶん急ぎ足でブログを進めますが、
バラ園と善雄寺だけはお話をさせてください。
個人のお庭をバラで埋め尽くした『ローズカフェ・ロココ』には
大きな期待を抱いて訪問しました。

仲間からも押されていたお庭だけに興味も津々でした。

オーナですら全て名前は言えぬほどの種類です。




私には会話の花よりガーデンの花です。
一押しの写真スポットは、ハート形のバラのトンネルとクレマチスだと教えられ、
そこにもカメラを向けたのは言うまでもありません。




鑑賞する視点から、時のいたずらも感じました。
オーナーは「明日から花柄摘みだ」と言います。

6月からは本格的な切り詰めのようで、
段ボール箱を持参すればいただけると言う話でした。
最後の『善雄寺』では般若経を唱え、
住職の法話を拝聴しました。

それより、私の興味はこちらでした。

一見みすぼらしい観音様ですが、
お話によると鎌倉の大仏に関係しているとか…。
駆け出しの鋳物師でしょうか。
どこぞのお堂にあったとしても、気にならない造りです。
希少価値が文化財の域に押しあげました。
いつも感じるのですが、
自分がその年なのか、歴史散歩は朽ちていく淋しさを伴います。
「盛者必衰」は承知していますが、
仕方のないことなのでしょうか…。
ハンノキ湿原にも虫食いの痕が現れ始めました。

いつまでも甘えているのはただのノスタルジアなんでしょうか…。
********************************* See you again ! ***************** 🐕 ***
by fukuchan-ckj
| 2018-05-20 03:16
| 木更津情報
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