myシアター②(47) 『銀座の恋の物語』
心の底までしびれるような
吐息が切ない囁きだから
『銀恋』…。
今はこちらのデュエット曲の方が知名度を奪っています。
昔を思い出し、今回はこの映画を鑑賞してみたいと思います。

半世紀も前だけあって、二人とも実に若々しい…。
浅丘ルリ子に至っては、愛くるしいほど可愛く映ります。
演技も初々しいとしか言いようがありません。
現NHK大河ドラマ『おんな城主・直虎』では、
今川義元の母・寿桂尼として重厚な演技を見せていましたよね。
いるだけで空気をピリピリさせる、
存在感の大きさを感じさせる演技は流石と言うしかありませんでした。
この映画と比較すると「同じ人なのか…」と思えるほどです。

兄・慎太郎のコネで俳優デビューして間もなくですから、
本人も怖いものなしの自由な演技だったかもしれません。
二人とも、素人でもできる演技と言ったら叱られますよね。
内容も「月並みなラブストーリー」と言っていいのではないでしょうか。
でも当時は、繰り広げられる事件に、
完全な感情移入をしていたような気がします。
ジェリー藤尾との断絶や友情にも一喜一憂していました。
額縁やハンドバックにも若さを感じました。
彼女を描いた絵もまた、2人の思いを象徴していました。
それより『銀座の恋の物語』にも生誕秘話があったって知っていました?
有名になったデュエット曲『銀恋』はこの映画がスタートじゃないことを…。
同じ日活映画『街から街へつむじ風』の挿入歌としてスタートし、
曲のヒットから、それにあわせこの映画『銀座の恋の物語』が作られたと言います。
ネットなどが流行り知識を得るまでは知る由もありませんでした。
『銀恋』は私も何度かデュエットしたことがあります。
歌手は石原裕次郎と牧村旬子、
浅丘ルリ子ではないんですよね。


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