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福ちゃんの里山通信

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木更津の里山から発信します。

不確かな固有名詞

茨城県を私たちは「イバラギ」と言っていました。
茨城県民に誤りを指摘されました。
「イバラキ」だと、叱られもしました。
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『ミュージアムパーク茨城県自然博物館』のHP画像拝借

それ以来、「イバラキ」と言うようにしています。
(おせっかいながら、「ギ」と言う人がいたらこれを伝えるようにしています。)


今回、疑問を抱いたのは、北海道の「大雪山」の言い方です。
NHKのテレビで、2通りの表現をしていたからです。
大雪山の山懐・上川に住む友人から、
  「地元ではタイセツと呼んでいる」と聞かされたことがありました。
そう呼んでいたのですが、公共テレビで再び悩み始めました。
NHKのアナウンスはよりどころとしていただけに、
  今までの私の発言すら「無責任」ととられてしまいます。
(でも、地元にはこんな表示が…。)
不確かな固有名詞_b0275715_1923539.jpg
『4travel』の画像拝借

そこでネットのバイブル・Wikipediaも覗きました。
何と「ダイセツ」も「タイセツ」もありました。
国でも2通りの表現をしているようです。
しかし、歴史的には「タイセツ」の方がよさそうです。
地元民も「タイセツ」が一般的だとすると、
  個人的にはそちらを採りたいと思います。
(そのうち、NHKに聞いてみようと思っています。)


それでは「袖ヶ浦市」はどいうでしょう?
正しくは「袖ケ浦市」だと言います。
(「ケ」の文字の大きさです。)
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庁舎正面の庇には「袖ケ浦」の文字があります。
しかし、住民でも周知していないようですね。
市の建物でも統一はされていません。
不確かな固有名詞_b0275715_19234826.jpg
隣あわせて建っている建物には『袖ヶ浦市立総合教育センター』…。
JRの駅には…。
不確かな固有名詞_b0275715_1924684.jpg
一般的にはどちらも通用していますし、
  私個人もまちまちに使っています。
(ブログなどでは極力「袖ケ浦」を使うようにしています。)


では、木更津市はどうでしょう。
パソコンのIMEでも「KISARAZU」ではヒットしません。
「KISARADU」と打ち込むと正しい漢字変換がされて表示されます。
でも官報では「広報KISARAZU」となっているんです。
不確かな固有名詞_b0275715_19342031.jpg
こちらは時代によっても様々だったようです。
JRの駅名表示も二通りあったようです。
「津」から言えば「づ」ですし、
  語源を「洲」とするなら「ず」になるでしょう。
(統一すべきだと思いませんか…?)


人の名前、地名・国名など、
  大事にしてあげたいのに…。
それが、その存在に対する先ず最初の理解なのに…。
でも、固有名詞も時の流れで変わって行くんですね。

人気スポット『濃溝の滝』の名前を調べるとビックリしますよ。
間違いも正しくなっていくこともあるのですね。


(いつか、同じようなことをアップしたような気もします。
  重複しているようでしたら、老人の痴呆と大目に見てください。)





************************************ See you again ! *****************

by fukuchan-ckj | 2017-11-03 14:52 | その他 | Trackback | Comments(0)

by 福ちゃん