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福ちゃんの里山通信

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木更津の里山から発信します。

myシアター②(35) 『おしん』

『おしん』と言えば
  小林綾子、田中裕子、音羽信子がリレーして演じた
    あのNHK連続小説が印象的ですね。
高視聴率を叩き出し、原作者・橋田寿賀子氏をも不動のものにしました。
少女期を演じた小林綾子ですら、今はすっかり大人です。
(音羽信子に至っては10年前に他界されています。)


懐かしさもあって新しいキャスティングでの実写映画作品を鑑賞してみました。
(役柄を変えて、小林綾子、泉ピン子も再登場です。)
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実写映画版は少女期だけの作品ですが、
  連続ドラマのイメージが、しばらくの間邪魔をしました。


それでも感じ取れたのは
  戦争に対する反発や、下隅を這うように生きる女性の姿です。
女性が貧しい生活を強いられる社会、
  今はどうとらえられるんでしょうね。
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子どもたちにも視聴させ、
  感想を聞いてみたい気持ちも抱きました。
「耐え忍ぶ」部分がクローズアップされ、
  東南アジアの諸外国でももてはやされたようです
しかし、『おしん』=『辛抱』は原作者の望まないことのようです。


「貧富の差」などははっきりと描かれていました。
今の若者に「奉公」などと言う言葉は理解できるんでしょうか?
私の姉も「お礼奉公」をしてから職場を移りました。
(ニートなんて考えられない時代です。)

子どもだっていっぱしの労働者でした。
「飯炊き、味噌汁作り、風呂水の張り替え」は小学生の私の分担でした。
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学校自体にだって「農繁期休業」なんてのがあって、
  田植えや稲コキを手伝ったものです。


炊き込みごはんは今でこそおいしい食べ物ですが、
  「さつまいもご飯」は昔は「かて飯」でした。
「くりご飯」「ユリ根ご飯」などとは違い、
  コメの量を減らすためにサツマイモを入れました。
祖母が弁当に入れたことがあり、
  恥ずかしくて隠して食べたことがあります。

『おしん』の感想より、自分自身の子ども時代の生活が思い出されます。


「真心は必ず通ずる」と言うことが、
  この作品を通して私の受けた感想です。
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ばっちゃんがくれた50銭玉

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踏みつぶされたハーモニカ

理不尽な仕打ちは受けましたが、
  雪解けが必ずありました。

それを待つまでは『辛抱』なのかも知れません。



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************************************ See you again ! *****************

by fukuchan-ckj | 2017-08-28 20:27 | その他 | Trackback | Comments(0)

by 福ちゃん