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福ちゃんの里山通信

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木更津の里山から発信します。

至福の一時(作陶の喜び)

陶芸には、もちろん「作る喜び」があります。
作り出すと言った方がいいでしょうか…。

なぜなら、作陶には「思い描く喜び」があります。
試行錯誤が好きなんです。
Plan・Do・Seeが好きなんです。
自分で確かめて、初めて自分のモノになるような気がするんです。


もう一つ、「繋がる喜び」もあるような気がします。

それは…。
至福の一時(作陶の喜び)_b0275715_20585644.jpg
至福の喜びを感じるときは、
  自分の作ったぐい吞みで美酒に酔いまどろむ刹那です。
余りにも単純な精神構造ですね…。
叱られたって、ハンボクされたって、
  今の自分はそう感じているのですから…。
これは決して「繋がる喜び」なんかじゃありませんよね。
「作る喜び」「思い描く喜び」ですよね。

至福の一時(作陶の喜び)_b0275715_20583067.jpg

その時・お通しも自分の作った皿に乗せられて出されます。
もうたまりません。
口の中で味わい、喉で味わい、
  私の全身に吸収されていきます。
(安物のお酒ですが、私には美酒なんです。)

妻は、以前作陶の経験があり、
  こんな私の思いを理解してくれるのでしょう。
それも美酒になる所以なんです。
『養老の滝』の逸話と同じなんです。

「繋がる喜び」がわかってもらえるでしょうか。
そればかりじゃないんです。
至福の一時(作陶の喜び)_b0275715_20591590.jpg
我が家には仲間からいただいた作品もたくさんあります。
それは私にとっては「お宝」です。
自分の作品以上に大切にしたい一品です。
「これは〇〇さんから…」と、思い入れが重なるんです。

まだあります。

このサークルだけなのかもしれませんが、
  多くのアドバイスを戴けるんです。
教科書がいたるところにあるようなものです。
そればかりか、自分でも腑に落ちない時は、
  他人の疑問なのに自ら実験して答えをくれます。

まさに「繋がる喜び」と言わなくて何と表現しましょう?


あれもやってみたい、これもやってみたいと言う思い入れがありすぎて、
  手をつけていない物も多いんです。
一例をあげますと、
  そば猪口、抹茶茶碗、灯火器(たんころ)、土偶(縄文の女神)…。
過去に制作したのは、
  変わったところで、ロストル、鉢物の台、印文、風鎮などでした。
何しろ表札作りから火がつきましたから…。
(要するに変わり者なんですね。)

至福の一時(作陶の喜び)_b0275715_20594359.jpg

今は、風鎮作りがmy boomです。
かたくなに追い続けています。
出口なんて見つかってはいません。




************************************ See you again ! *****************

by fukuchan-ckj | 2017-02-03 21:14 | 作陶三昧 | Trackback | Comments(0)

by 福ちゃん