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福ちゃんの里山通信

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木更津の里山から発信します。

冬至、あらためて思うこと

冬至には柚湯に入る。
冬至にはカボチャを食べる。

昔からある風習です。
子ども頃はあまり深くは考えていませんでした。
親の言うがままに過ごしてきました。
今でもそう信じて続けています。


ご近所さんから大量の柚を戴きました。
冬至、あらためて思うこと_b0275715_13552435.jpg
もちろん柚湯のシーズンですから、冬至の湯舟に浮かべます。


こんな機会に調べてみることにしました。

柚湯は肌から滋養エキスを吸収をしようというのでしょうか。
その昔は湯に入るなどはあまり習慣にありませんでした。
つまりは「禊ぎ」の意味での入浴でした。
薫りの際だつ柚に邪気を払う働きを期待したわけですね。
新しい年神様を迎える前に、身を清めようとしたのではないでしょうか。
「冬至」と「湯治」の語呂合わせもあるとか…。
(日本人の大好きな語呂合わせです。)
端午の節句の「菖蒲湯」も薫り高いことから、「禊ぎ」の意味を伺うことができます。
     5月のブログ『悠久の幸せを願って』は こちら

柚は鍋物にもいいアクセントになります。
長持ちはしませんが、もたせるいい方法を知りました。
冷凍しておく方法です。
取り出しそのままおろしがねにあてて使います。
残りをそのまま冷凍しておけば、また使えます。
細く切って使えば、目でも確認することができますね。
冷凍しかけた残りを柚湯にしてもいいんではないでしょうか。
(ジャムにする人もいますが、私個人は好みません。)

冬至、あらためて思うこと_b0275715_2063087.jpg


カボチャはなぜなんでしょう?
語呂合わせでしょうが「運」を戴くと言う解説もありました。
「運盛り」の一つになるようです。
カボチャは「南瓜」と書き、「ナンキン」と読めます。
「ん」が二つも入っています。

冬至、あらためて思うこと_b0275715_13555535.jpg

土用の丑の日の「鰻」も「運盛り」だと言います。
丑の「う」と鰻の「う」は「運盛り」だとうなずけます。

コンニャクなどもそうで、これは「砂っぱらい」と親に言われたことがあります。
腸を掃除してくれ、盲腸にならないと言うんです。
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確かにこれにも「ん」が入っています。

酷な時期を乗り切るためという母の言葉にもうなずけます。


親から子への思いやり、
  脈々と繋がる慈愛が「冬至」の意味とするのは飛躍しすぎでしょうか。

Google検索サイトの冬至の画像は、私にこんな検索をさせました。
冬至、あらためて思うこと_b0275715_13564571.jpg
リンクを滑るのは真央ちゃんとゆづくんでしょうか。
世界に羽ばたく二人には、きっと見守る親がいるはずです。
by fukuchan-ckj | 2015-12-22 20:09 | ファミリー | Trackback | Comments(0)

by 福ちゃん