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福ちゃんの里山通信

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木更津の里山から発信します。

私のこころ歌(52) 『山河』


この大きさのCDって懐かしくないですか。
ふつうのCDとして使うためのアダプターも発売されていましたよね。
私のこころ歌(52) 『山河』_b0275715_15345943.jpg


          060.gif
  人は皆 山河に生まれ 抱かれ 挑み
  人は皆 山河を信じ 和み 愛す

  そこに 生命をつなぎ 生命を刻む
  そして 終いには 山河に還る

  顧みて 恥じることない 足跡を山に 残したろうか
  永遠の 水面の光 増す夢を 河に浮かべたろうか
  愛する人の瞳に 愛する人の瞳に
  俺の山河は 美しいかと 美しいかと

  歳月は 心に積まれ 山と映り
  歳月は 心に流れ 河を描く

  そこに 積まれる時と 流れる時と
  人は誰れもが 山河を宿す

  ふと想う 悔いひとつなく悦びの山を 築けたろうか
  くしゃくしゃに 嬉し泣きする かげりない 河を 抱けたろうか
  愛する人の瞳に 愛する人の瞳に
  俺の山河は美しいかと。

  顧みて 恥じることない 足跡を山に 残したろうか
  永遠の 水面の光 増す夢を 河に浮かべたろうか
  愛する人の瞳に 愛する人の瞳に
  俺の山河は 美しいかと 美しいかと



彼の歌が好きで、一頃よく唄っていました。
何枚か他のCDも持っています。
何曲か居酒屋でマイクを握ったこともあります。


この楽曲は他とはちょっと違って受け止めていました。
作曲が堀内孝雄、作詞が小椋佳と、
  知名度の高い方の作品だと言うことも理由かも知れません。
けど、そればかりではありません。

私のこころ歌(52) 『山河』_b0275715_15352692.jpg

もっと若い頃は「万里の長城」でこれを唄いたいという野望を持っていました。
今は経済的にも体力的にも、遠い旅はしんどくなりました。
どうやら叶いそうにありません。

しかし入れ込んでいる私は
  この曲を自分の葬儀のBGMに流してくれと妻にたのみました。
  この曲でよみの国に旅立ちたいと思っていました。


そう表現すると重々しくとらえてしまいますね。
でも、たった一度だけ自分の人生を振り返るとしたら…。
  この時だろうと思います。
(すでにその時は振り返ることすらできないでしょうが…。)

満足できる人生だったのでしょうか。
人生を終えたときの評価は他人が下すもの…。
道半ばであっても、どうあがいても自分自身でしかありません。
良きにつけ悪しきにつけ、これしだけの自分です。
「起きて半畳、寝て一畳」です。

満足してはいませんが、
  やり足らぬことは子に孫に託すしかありません。
妻や子や家族達に遺せるものは「慈愛」だけです。

「愛する人の瞳に美しいか」と問われたら…。

強がりですが
  「ありがとう」とは言って終わりたいと思います。



(なんの、またすぐ終わろうってんじゃありません。
  これからも、悔いのない、恥じることのない今を生きていきます。)

by fukuchan-ckj | 2015-12-23 10:30 | その他 | Trackback | Comments(0)

by 福ちゃん