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福ちゃんの里山通信

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木更津の里山から発信します。

私のこころ歌(48) 『柿の実一つ』

コロコロと転がすあのビブラートは、
  もうメディアの中と、この思い出の中にしかありません。



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  今年の秋も 終りやら
  柿の実ひとつ 青い空
  峠を越えて あの人も
  旅へ出たきり もどらない
  柿の実ひとつ 待ちぼうけ
  いいえ 私も 待ちぼうけ



沢山の思い出に楽曲の残る中、
  あえてこの曲をアップしました。
私のこころ歌(48) 『柿の実一つ』_b0275715_1634226.jpg


          060.gif
  梢の先に 残された
  柿の実ひとつ なに想う
  祭も過ぎた ふる里は
  落葉ばかりが かさこそと
  柿の実ひとつ 淋しかろ
  いいえ 私は なお淋し

  あなたは誰の 忘れもの
  柿の実ひとつ 風のなか
  また来る冬の 寒さより
  逢えぬ辛さに 泣けそうよ
  柿の実ひとつ ひとりぼっち
  いいえ 私も ただ独り



35回も出場された『NHK紅白歌合戦』でも、
  この唄は歌われていません。

私のこころ歌(48) 『柿の実一つ』_b0275715_16544744.jpg


居酒屋でも歌う人はほとんどいないし、
  カラオケでダブることはまずありませんでした。
だからと言う、それだけの理由ではありません。

切なくも淋しい報われぬ恋に、琴線がふれたのでしょう。

  好きなあの人は亡くなってしまったのでしょうか…。
  また巡り来る年も、柿の実が寂しさを思い出させます…。


いずれ熟して落とされるか、小鳥についばまれ命を終えます。
せめて梢の先で、感傷に涙する時間くらいはそっとしといてあげたい。
そんな、こみ上げる響きが伝わります。
(私自身が感傷的過ぎるんでしょうか…。)

私のこころ歌(48) 『柿の実一つ』_b0275715_1636277.jpg



それをネタに、何度かブログにもアップしました。
  『柿の実ひとつ』(2012-10-19)は こちら
  『柿の実ひとつ(その2)』(2012-10-30)は こちら
  『柿の実ひとつ(その3)』(2012-11-09)は こちら
思い入れの多い曲なんです。


まだ歌ってはいませんが、遺作となった『からたちの小径』もいつかは…。
皆さんも一度聞いてみて下さい。
作者の南こうせつ氏も歌っていますが、
  聞けましたら彼女の声で聞いてあげて下さい。
先輩に失礼ですが、あれほどにまで純粋で可愛く生きた方を知りません。
涙なしでは聞けないかも知れないけれど、
  最後には「ありがとう」という言葉がにじみ出てきます。

私のこころ歌(48) 『柿の実一つ』_b0275715_16383718.jpg
『for travel』の画像拝借

by fukuchan-ckj | 2015-11-27 11:09 | その他 | Trackback | Comments(0)

by 福ちゃん