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福ちゃんの里山通信

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木更津の里山から発信します。

城が動く?

秀吉の「一夜城(石垣山城)」の話ではありません。

TVで弘前城の石垣修理を報じていました。
文字で書けば平凡な工事を予想しますが、
  何と城を移動し、石垣を修理すると言います。
(あのどでかい城が動くんですよ。)

城が動く?_b0275715_22111623.jpg


報道内容によると、石垣が膨らみ始めその上の城が危ないと判断したらしいのです。
お城をそっくりどかし、その間に基礎となる石垣を直そうと言うんです。
普通だったら、解体して復元する方法をとります。
(太田山の古民家・安西家がそうでしたよね。)
何しろ、弘前城は無二の歴史的建造物です。
そっくり昔のままで遺そうと言う計画です。


ここで重要なのが「曳屋集団」です。
建物を動かすプロフェッショナルの集団です。


実は我が家も2度ほどチャレンジしました。
城が動く?_b0275715_22141350.jpg
私が中学生の頃に父が建てた家です。
軟弱な地盤だったためか、傾き始めました。
玄関の戸は自動ドアーになってきました。
この修繕が1度目です。

それでも傾きはおさまらず、2度目の修繕でした。
この時は、大きく位置も変えたのを覚えています。


ところが弘前城は規模が違います。
ジャッキアップをしてレールを敷くだけでも大変です。
しかも石垣から降ろす作業もあります。
半端な高さのジャッキダウンではありません。

食い入るようにTVを見ました。
詳しくは㈱吾妻組のHPで写真も交えて書かれています。
     ㈱吾妻組のHPは こちら


しかし、ハプニングも生じます。
弘前城は世に知られた桜の名所です。
その桜が伐採も移植もできないという難題が…。
お城の通り道にその名木が立ちふさがったんです。

そこで、桜をよけて、城を回転させようと言うんです。
とにかく㈱吾妻組HPは必見ですよ。
私がアップするまでもありません。


おまけに、石垣の修理が終わっても、
  今度は逆ルートをたどらなければなりません。


しばらくは続くこの作業は、
  新しい観光スポットだとも報じていました。
(近ければこの野次馬は飛んでいくのに…。)
仕方なく、HPの次のアップを期待することにします。


話にはその続きも…。
何と、100年前にも城が動いたと言うんです。
今のような機械はないでしょうし、
  ほとんど人力に頼ったのでしょうか…。
(気が遠くなります。)

城が動く?_b0275715_22152360.jpg
東北電力の画像拝借


たぶん、近い将来、
  膨らむ石垣は修理が完了し、名木たち・桜が再び人々を癒やすでしょうね。
by fukuchan-ckj | 2015-10-14 11:37 | 小旅行(県外) | Trackback | Comments(0)

by 福ちゃん