私のこころ歌(40) 『北の宿から』
あなた変わりは ないですか
日毎寒さが つのります
着てはもらえぬ セーターを
寒さこらえて 編んでます
女心の 未練でしょう
あなた恋しい 北の宿
吹雪まじりに 汽車の音
すすり泣くよに 聞こえます
お酒ならべて ただ一人
涙唄など 歌います
女心の 未練でしょう
あなた恋しい 北の宿
あなた死んでも いいですか
胸がしんしん 泣いてます
窓にうつして 寝化粧を
しても心は 晴れません
女心の 未練でしょう
あなた恋しい 北の宿
悲しい恋の歌は
若い若い福ちゃんの何処に響いたんでしょう。
惨めな程報われない恋なのに…。
毎朝、息子を実家に預けるため車を走らせました。
出勤前の日課でした。
道々、私のカーステレオにはこの歌が流れていました。
いや、この歌を流していました。
何度も、何度も…。
レパートリーに含めようとたくらんでいました。
若いといいながら物覚えの悪い私は、
頭出しを何度も繰り返したんです。
ところが、何とか歌えそうになった頃、
すでに息子は口ずさんでいたんです。
もちろん「女心」なんて、「未練」なんて、解りはしません。
3歳にも満たない息子のレパートリーになっていたんです。
歌詞の思い出より、
こんなことが、この歌にまつわる思い出です。
今やその子にも子どもができました。
中学生になりました。
「あなた」は、すっかり変わってしまいました。
まもなく「寝化粧」すら必要になるでしょう。
もう一度、居酒屋で口ずさんでみようと思います。
by fukuchan-ckj
| 2015-10-05 17:13
| ファミリー
|
Trackback
|
Comments(0)