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福ちゃんの里山通信

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木更津の里山から発信します。

私のこころ歌(24) 『芸者ワルツ』

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  あなたのリードで 島田もゆれる 
  チーク・ダンスの なやましさ
  みだれる裾も はずかしうれし 
  芸者 ワルツは 思い出ワルツ

  空には三日月 お座敷帰り 
  恋に重たい 舞い扇
  逢わなきゃよかった 今夜のあなた 
  これが苦労の はじめでしょうか



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芸者って、人を酔わせて遊ばせて、それが生業の職業…。
客に惚れるなんてプロとは言えないけれど…。

でも、一度でいいからそんな風に好かれてみたいと思うのは、
  やはり男のハートは浮き草なんでしょうか。


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  あなたのお顔を 見たうれしさに 
  呑んだら酔ったわ 踊ったは
  今夜はせめて 介抱してね 
  どうせ一緒にゃ くらせぬ身体

  気強くあきらめ 帰した夜は 
  更けて涙の 通り雨
  遠く泣いてる 新内流し 
  恋の辛さが 身にしみるのよ



粋でいなせな神楽坂はん子の声が響きます。

とんと私には縁のないお話です。
でも、2、3度そのおこぼれに遭遇したことがあります。
もちろん玉代なんぞ払える身分でありません。
たまたま同席していたにすぎません。
(言っておきますが配膳婦ではありませんよ。)
客数人で料亭の小部屋の芸者遊びです。


それが懐かしくて観光協会の『芸者体験』に参加したこともあります。
私のこころ歌(24) 『芸者ワルツ』_b0275715_22495669.jpg
このブログでもレポートしたことがあるんですよ。
     『木更津照るとも…♪』は こちら

また機会があったら行ってみたいな。


更に更に昔の話…。
兄の中学校卒業祝いの席だったかと思います。
叔父も同校の教員だったせいか、
  当時の先生方も何人か集まりました。
ある教員が手帳を開き、芸者のキスマークのコレクションを見せたのです。
(キスマークと言っても手帳に押しつけられた口紅の痕に過ぎません。)
子供ながらにどうしてかその先生に憧れました。


宴会ではよくダンスタイムがありました。
ダンスなんて知りはしません。
ただ女性にしがみついて、ゆらゆらと揺れていただけです。
私が踊れるのはフォークダンスか盆踊りくらいです。
音楽に合わせて、チークだなんぞと興じていました。


お隣の女子校の文化祭で、彼女にフォークダンスを誘われ、
  恥ずかしくて「踊れない」って断った事もありました。
(これでも、ずいぶんとナイーブな青春があったんですよ。)
(今から考えると…、もったいのない事をしたものです。)



木更津の芸者もめっきりと数を減らしました。
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江戸時代はあんなにも栄えたのに…。
シャッターの多くなった風景は、
  人の心の中にもシャッターを下ろしています。
活性化とは叫びつつも、何か今一歩前に進みません。


「どぎゃんかせんと」と立ち上がったように、
  「フーナロード」と立ち上がったように、
    私たち市民が何かアクションを起こさなくちゃいけないときでは…。
もちろん赤でもないし、政治的に特別な主義主張は持っていませんが、
  単純に寂れ行く木更津に憂いを感じているんです。
by fukuchan-ckj | 2015-06-16 22:04 | 木更津情報 | Trackback | Comments(0)

by 福ちゃん