まぼろしの新品種? 珍品種?
ドクダミというと、子供の頃からあまり好きな植物ではありませんでした。
かすかな記憶では、母が薬草として活用していたような…。
名前からして薬草らしいですよね。
「ドクダメ」と呼んでいる地方もあるようです。
「ジゴクソバ」の別名もあるとか…。
そんな訳で、我が家に自生するドクダミを、
目の敵のように抜いていました。
ドクダミの花には2種類あります。
一般的な一重咲きのドクダミと、八重咲きのドクダミです。
八重咲きのドクダミには忌まわしい思い出があります。
山歩きの会の時でした。
同行者が何処ぞの土手で発見し、採取して帰ったんです。
「育てていたんだ」と苦情を受け、謝罪をしたことがあります。
たしかに、「道の駅」ではこれを販売していました。
数年前から、私のソナーが作動し始めていたんです。
それは、単衣でも八重でもないドクダミとの邂逅です。
4枚の花びらの間に、規則正しく4枚の小さな花びらが…。
「新品種?」とばかりに
山からそれを採ってきて、庭に植えました。
単衣咲きの部分枝は切り取り、
期待する「8枚の花びらのドクダミ」のみに成長するのを楽しみにしていました。
しかし、出てくるのは一重咲きばかり…。
(嘘ではないんですよ。写真に撮っておけばよかった…。)
あきらめて、また撲滅の対象に加わりました。
ところが、所が、
YOUKIとの里山散歩で発見したんです。
単衣に2枚の小さな花びらをつけた、
6枚の花びらのドクダミが咲いていました。
デジイチを抱えて再び現地に…。
(すぐ行けばよかったのですが、時間をおいてしまいました。)
遅かりし…。
農夫の刈り払い機の餌食でした。
かろうじて…
5枚でしたが、見ようで小さな花びらがもう1枚…。
5枚、6枚なら、突然変異とかたづけられそうです。
ガックリとしょぼくれた私に、
5枚のドクダミがモデルを買って慰めてくれました。
大きな満足感ではないけれど、
それでもしっかりデジカメに収めました。
気にとめていると、今まで見えなかったものが見えてくるんですね。
里山散歩には新しいソナーが加わったんです。
不思議な程に、次から次へと異種のドクダミが現れるんです。
こんな大きな5枚の花びらもありました。
6枚のドクダミも…。
突然変異の意気を越えないような現れ方です。
しかし、これを見て下さい。
八重咲きのドクダミと言ってもおかしくないですよね。
小さいけれど、花びらの数が多いんです。
こうなると、毛嫌いした幼い頃の思い出も、忌まわしい八重咲きの思い出も、
きれいに払拭して、またこのソナーが鋭く動きはめるんです。
いつかあの8枚の花びらを持つドクダミに会えると信じ、
里山の散歩を楽しみ続けたいと思っています。
(YOUKIは手助けしてくれないよな!…)
かすかな記憶では、母が薬草として活用していたような…。
名前からして薬草らしいですよね。
「ドクダメ」と呼んでいる地方もあるようです。
「ジゴクソバ」の別名もあるとか…。
そんな訳で、我が家に自生するドクダミを、
目の敵のように抜いていました。
ドクダミの花には2種類あります。
一般的な一重咲きのドクダミと、八重咲きのドクダミです。
ブログ『10坪の庭はらんごくな庭…』の画像拝借
八重咲きのドクダミには忌まわしい思い出があります。
山歩きの会の時でした。
同行者が何処ぞの土手で発見し、採取して帰ったんです。
「育てていたんだ」と苦情を受け、謝罪をしたことがあります。
たしかに、「道の駅」ではこれを販売していました。
数年前から、私のソナーが作動し始めていたんです。
それは、単衣でも八重でもないドクダミとの邂逅です。
4枚の花びらの間に、規則正しく4枚の小さな花びらが…。
「新品種?」とばかりに
山からそれを採ってきて、庭に植えました。
単衣咲きの部分枝は切り取り、
期待する「8枚の花びらのドクダミ」のみに成長するのを楽しみにしていました。
しかし、出てくるのは一重咲きばかり…。
(嘘ではないんですよ。写真に撮っておけばよかった…。)
あきらめて、また撲滅の対象に加わりました。
ところが、所が、
YOUKIとの里山散歩で発見したんです。
単衣に2枚の小さな花びらをつけた、
6枚の花びらのドクダミが咲いていました。
デジイチを抱えて再び現地に…。
(すぐ行けばよかったのですが、時間をおいてしまいました。)
遅かりし…。
農夫の刈り払い機の餌食でした。
かろうじて…
5枚、6枚なら、突然変異とかたづけられそうです。
ガックリとしょぼくれた私に、
5枚のドクダミがモデルを買って慰めてくれました。
それでもしっかりデジカメに収めました。
気にとめていると、今まで見えなかったものが見えてくるんですね。
里山散歩には新しいソナーが加わったんです。
不思議な程に、次から次へと異種のドクダミが現れるんです。
こんな大きな5枚の花びらもありました。
しかし、これを見て下さい。
小さいけれど、花びらの数が多いんです。
こうなると、毛嫌いした幼い頃の思い出も、忌まわしい八重咲きの思い出も、
きれいに払拭して、またこのソナーが鋭く動きはめるんです。
いつかあの8枚の花びらを持つドクダミに会えると信じ、
里山の散歩を楽しみ続けたいと思っています。
(YOUKIは手助けしてくれないよな!…)
by fukuchan-ckj
| 2015-06-07 21:55
| 里山情報
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