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福ちゃんの里山通信

fukuchanck.exblog.jp

木更津の里山から発信します。

日本のうた(20) 『夏の思い出』

友人が泊を伴う尾瀬の旅に誘ってくれました。
後ろ髪引かれつつ辞退しました。
山小屋に泊まることの「痛み」を人一番抱えています。


何を隠そう
「いびき」なんです。
親譲りの豪快ないびきをかきます。
地を揺らすほどの…。
(オーバーですね。いえ、実際そうかも…。)
それはそれでいいのですが、
  山小屋は相部屋がほとんど…。
自分のいびきが安眠を妨げることに耐えられないのです。


職場の旅行での朝、
  しらけた空気がよどんでいるのを感じました。
泊を伴う研修会では
  ワゴン車に布団を積み込んで参加したことがあります。
友人の別の誘いでは、
  二部屋を予約してもらいました。


それでも尾瀬には夜も過ごしてみたいんです。
日本のうた(20) 『夏の思い出』_b0275715_15103051.jpg
ウィキペディアより画像拝借
通過するだけの旅なら1度だけですが行ったことがあります。

尾瀬の誘惑はいつも心につかえています。


私の尾瀬はこんな思い出を含んでいます。


          060.gif
  夏がくれば思い出す
  はるかな尾瀬 遠い空
  霧のなかにうかびくる
  やさしい影 野の小径
  水芭蕉の花が咲いている
  夢見て咲いている水のほとり
  石楠花色にたそがれる
  はるかな尾瀬 遠い空

  夏がくれば思い出す
  はるかな尾瀬 野の旅よ
  花のなかにそよそよと
  ゆれゆれる浮き島よ
  水芭蕉の花が匂っている
  夢みて匂っている水のほとり
  まなこつぶればなつかしい
  はるかな尾瀬 遠い空



日本のうた(20) 『夏の思い出』_b0275715_15105483.jpg
ウィキペディアより画像拝借


ある時、ミズバショウに関する誤った知識を
  人に植えつけたことがあります。
これも私の尾瀬に関する思い出です。
(なんだか尾瀬は負の思い出ばかりですね。)


負の思い出と言えば…。
高校時代でした。
駅前の本屋で、隣の高校生に聞かれました。
もちろん女子高生ですよ。
「太宰治」は何と読むかと…。
恥ずかしながら
  「ダイカンジじゃねぇ」と適当な返事をしてしまいました。
少なくとも当時の私は「文学部」に所属していたんです。
今でも赤面の思い出です。
(千載一遇のチャンスだったろうに…。)
(関係のない話題でしたね。)



眼をつむって思い出すこの歌は
  こんな思い出ばかり…。
それでも私にはあこがれの地なんです。


日本のうた(20) 『夏の思い出』_b0275715_15111551.jpg
片品村観光協会公式ブログより画像拝借


そうそう、
  てっきりミズバショウは夏の花に属するとばかり思っていました。
私がよりどころとするサイトに、
  「夏にも見られる」と言う記載がありました。
「ムムム?」
当然私の疑問符は鎌首を持ち上げました。
調べた結果…
普通は4~5月、
  高地の尾瀬だから夏だとわかりました。

負の思い出ばかりでなく、
  負の知識も充満する私であることを、
    この歳で知らされました。


「改めることに悔い無し」と開き直り、
  「いつかキット」と羨望をふくらめながら、
    この唄と「うつつ」を生きようと思います。
by fukuchan-ckj | 2014-06-06 15:21 | 小旅行(県外) | Trackback | Comments(2)
Commented by rinntohime at 2014-06-07 10:44
fukuchan-ckjさん
尾瀬に行ったんだ。と思いきや、行かれなかったんですね。
私も尾瀬は大好きで、若かりし時に何度か訪れました。
草紅葉の美しかった頃です。昔の「体育の日」のお休みにです。
今も行きたい気持ちは一杯ですが、どうも自信がありません。
ひうちヶ岳、至仏山、にも登りました。水がおいしかったです。
今は歌でガマンですかね。「尾瀬に死す」という本を読み感動したのを覚えています。
いつも楽しい話題を、ありがとうございます。
Commented by fukuchan-ckj at 2014-06-07 12:06
rinntohimeさんへ

私の妄想はどんなところにでも連れてってくれるんですよ。
トラベラーチェックもツアーコンダクターもいらないんです。
しかも、格安、無料招待なんです。

rinntohimeさんは複数回のリピータだとか…。
うらやましい限り…。

私の尾瀬は山肌を上る、三平峠越えでした。
rinntohimeさんも体験されたように、
私も途中に湧き出る聖水に癒されたことを思い出します。
残雪をざくざくと沼に向かいました。
もっともっと見ておきたかったな…。

やはり「はるかな尾瀬遠い空」のままが
一番美しいのかも知れません。
今は遠い遠い過去です。
でも気持ちだけは「いつかキット」なんですよ…。

by 福ちゃん