歴史の証人・イボキサゴ
学生の頃でした。
京王デパートのレストランに
好物の和定食がありました。
ただし、一つだけ難がありました。
汁がいつもシジミなんです。
ちっちゃくって、面倒くさくって、
汁だけすすりました。
(今は何故か大好きなんですよ。)
今日はイボキサゴのお話です。
縄文時代の貝塚には多いと言います。
? ? ?
後期の地域講座・木更津風土記に参加させて頂きました。
その第1回が『盤州干潟のイボキサゴ』、
講師は文化財に造詣の深い県文化財課の西野雅人氏です。
埋め立てられ様変わりしていく東京湾で
盤州干潟は貴重な存在として知ってはいました。
氏はカギをイボキサゴと説くのです。
こんなに小さな貝が7000年も昔から、
人々のタンパク源として食べられていた事実を知らされました。
とにかく小っちゃいんです。
写真では大きさはわかりませんね。
1㎝と考えたら適当すぎます?
だいたいそんな程度です。
シジミの方がどれだけ食べやすいか…。
しかも巻き貝なんです。
(シジミよりまだたちが悪い。)
イボキサゴに関する興味深い記事がありました。
写真も多く、私のを見るよりずっと参考になります。
こちらをどうぞ
大きければナガラミやシッタカのように
居酒屋でも格好のツマミとして出されるでしょうが、
これだけ小さいとどうも…。
氏の執念と言うべきか、
臨床的というか、体得的というか、
探求心は串刺しまで作ってのけました。
味は上場と言っておりました。
(しかし、氏の言うようにまるでハナクソですね。)
「浅場でも簡単に採れること。」
「干潟には大量に繁殖すること。」
確かにこの2点は食材として選ばれる大きな理由です。
が、海岸線が埋め立てられ干潟がなくなると
その証拠すらなくなりますね。
生きた歴史の証人と言っていいのではないかと
今回の講座は私に訴えかけてくれました。
我が子を引き連れての氏の体験が
やはり臨床的考古学と表現するのが一番のような気がします。
次代に繋げたいものをしっかりと実践している。
揺るがないコンセプトを持って臨んでおられる。
机上の学者の理論ではない確かさを
受講生に与えたのではないでしょうか。
イボキサゴを一度食べてみたい!
オーバーではなくそう思いました。
私たちの町に干潟が遺されていることは
市民みんなが意識し守る努力をしていかなくてば…。
思いを新たにさせられました。
京王デパートのレストランに
好物の和定食がありました。
ただし、一つだけ難がありました。
汁がいつもシジミなんです。
ちっちゃくって、面倒くさくって、
汁だけすすりました。
(今は何故か大好きなんですよ。)
今日はイボキサゴのお話です。
縄文時代の貝塚には多いと言います。
? ? ?
後期の地域講座・木更津風土記に参加させて頂きました。
その第1回が『盤州干潟のイボキサゴ』、
講師は文化財に造詣の深い県文化財課の西野雅人氏です。
埋め立てられ様変わりしていく東京湾で
盤州干潟は貴重な存在として知ってはいました。
氏はカギをイボキサゴと説くのです。
人々のタンパク源として食べられていた事実を知らされました。
とにかく小っちゃいんです。
写真では大きさはわかりませんね。
1㎝と考えたら適当すぎます?
だいたいそんな程度です。
シジミの方がどれだけ食べやすいか…。
しかも巻き貝なんです。
(シジミよりまだたちが悪い。)
イボキサゴに関する興味深い記事がありました。
写真も多く、私のを見るよりずっと参考になります。
こちらをどうぞ
大きければナガラミやシッタカのように
居酒屋でも格好のツマミとして出されるでしょうが、
これだけ小さいとどうも…。
氏の執念と言うべきか、
臨床的というか、体得的というか、
探求心は串刺しまで作ってのけました。
(しかし、氏の言うようにまるでハナクソですね。)
「浅場でも簡単に採れること。」
「干潟には大量に繁殖すること。」
確かにこの2点は食材として選ばれる大きな理由です。
が、海岸線が埋め立てられ干潟がなくなると
その証拠すらなくなりますね。
生きた歴史の証人と言っていいのではないかと
今回の講座は私に訴えかけてくれました。
我が子を引き連れての氏の体験が
やはり臨床的考古学と表現するのが一番のような気がします。
次代に繋げたいものをしっかりと実践している。
揺るがないコンセプトを持って臨んでおられる。
机上の学者の理論ではない確かさを
受講生に与えたのではないでしょうか。
イボキサゴを一度食べてみたい!
オーバーではなくそう思いました。
私たちの町に干潟が遺されていることは
市民みんなが意識し守る努力をしていかなくてば…。
思いを新たにさせられました。
by fukuchan-ckj
| 2013-12-22 23:38
| 木更津情報
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