温かい町 かまたり
「フーッ!」っともれるため息は
疲れの表れには違いはないのですが、
決して疲労困ぱいだけのそれではありません。
年のわりによく頑張りましたが、
どこかに充実感も含まれたため息なんです。
そんな鎌足ふるさとたずね歩きに参加させて頂きました。
公民館にある鎌足桜の説明から1日が始まりました。 参加者は50名を越える多人数です。
スタッフも公民館・かるた会・ボランティアと
10名近くいたでしょうか…。
門を東に出て吉野神社に向かいました。
蕎麦の時期に黄色い彼岸花の咲いていた参道です。 この村社は権現様と親しまれ、
お祭りには村人がこぞって囃し立てるそうです。 その証拠に山はきれいに草刈りがなされ
とても清々しさを感じました。
村を挙げての意識の高さを感じました。
周囲に古墳が多い事からは
豪族の集団も想像され、
栄えていた地域であろう事が伺われます。 竹の子もニョッキリ私たちを見ていました。
広い道に出るところに
海如和上の碑がありました。 鎌足の海如和上を知らなくても
長谷寺・浅草寺を知らない人はいないでしょう。
ここにも鎌足を考える会・かるた会の木製看板があり、
ゆかりを持つ僧と記してあります。 車でしか走っていない私には
とても気づきもしません。
近くを流れる川と咲き誇る藤の花が
妙なほど心に響いてきました。 車ではわかりませんね。
A地点からB地点には
スムーズに 確実の運んでくれますが、
歴史や風土までは運んでくれません。
歩く事って今更ながら大事ですね。
歩は徳蔵寺へと進みました。
ここも初めて訪れるお寺です。
無人の山間のお寺なのに
手入れは行き届いていました。 思わずかるた会の方に訪ねると
月番による檀家の掃除だと言います。
建物の立派さと相まって
地域に根ざした営みを強く感じました。
ここにも海如和上が現れますが
地域に密着したお寺こそ本物ではないでしょうか。
宗教なんてとうていわかりませんが、
鎌足にあって初めて徳蔵寺だと感じました。 庭木や道筋にも育てようとする住民の心を感じました。
その住民の思いやりを感じながら
更に山奥へと入りました。
御嶽神社です。
阿吽の狛犬はどんな神社にもあり、
口の開閉もよく聞くお話です。
一対の関係も夫婦と聞けば
ほとんど納得し不思議には思わないでしょう。
興味を抱いたのは「親子の狛犬」と言う説明でした。 なる程左右それぞれが親子の4匹でした。
初めて見る狛犬でした。
祭神が日本武尊であろうが この1点でした。
私にとっての「初めて」がこんな山奥にもありました。 うっそうとする程の山道を下ってきました。
庚申塔の説明を聞く参加者はそれぞれが熱心です。 歴史を求める参加者に反し、
あたりの風情に心を奪われる私でした。 こんな柿の木の下でお弁当を広げたくありません? 空も突き抜けるように青いんですもの…。
高いところから見る風景はいつもとは違います。 せこせことハンドルを握っている自分が滑稽に見えます。
水のわき出たと伝わる大鐘堰をへて 鎌足桜誕生の地へと向かいました。 今は鎌足桜の原木はありません。
接ぎ木により再生された祖株は
ご存じ高蔵寺の裏手にあります。
鎌足桜保存会も広域化し、
桜の数も増えてきました。
そんな桜の植えられている矢那川ダムでお弁当となりました。 参加者も思い思いの場所でお弁当です。 私も「ヨイショ」と
見晴らしのよい高い所に陣取りました。
妻の作ってくれたお弁当を食べました。 独りぽっちで食べる食事って味気ないものですね。
昼食後は
鎌足ふるさとかるた会のはからいで
山間の古道をコースに加えて下さいました。
山道を抜けると鎌足さくら公園です。 2月に市長も参加し植樹された
鎌足桜が40本…。
早く公民館の桜のように育つといいですね。
最後に書いておきたいのは
ダムの底に沈むはずだった馬頭観音です。
どこにでもある道しるべですが
惜しまれてダムの上に移設されました。 そればかりか傍らにあった大木も
懇願によって移稙されたというお話を聞きました。
これを知った今は「どこにでもある」などと言えません。
村人の思いを知ったからです。
今回のたずね歩きで感じた事は
全てがとてもきれいに整備されている事でした。
地域の方々が当番を決めたり、
事業として手弁当でそうしているお話を伺うと
頭の下がる思いです。
かるた会が史実を調べたり
書物を出したりする事はもちろん、
こうしたたずね歩きを継続して下さるばかりか
訪ねる道筋の開発や整備もして下さる事に感謝します。 かねてより鎌足地区の人々は
とても優しいという印象は持っておりました。
多世代同居の家族構成を理由に挙げておりましたが
そればかりではないような実感を受けて帰りました。
恩恵を戴く事しかできませんが
12回目のリピータになりたいとも思いました。
疲れの表れには違いはないのですが、
決して疲労困ぱいだけのそれではありません。
年のわりによく頑張りましたが、
どこかに充実感も含まれたため息なんです。
そんな鎌足ふるさとたずね歩きに参加させて頂きました。
公民館にある鎌足桜の説明から1日が始まりました。
スタッフも公民館・かるた会・ボランティアと
10名近くいたでしょうか…。
門を東に出て吉野神社に向かいました。
蕎麦の時期に黄色い彼岸花の咲いていた参道です。
お祭りには村人がこぞって囃し立てるそうです。
とても清々しさを感じました。
村を挙げての意識の高さを感じました。
周囲に古墳が多い事からは
豪族の集団も想像され、
栄えていた地域であろう事が伺われます。
広い道に出るところに
海如和上の碑がありました。
長谷寺・浅草寺を知らない人はいないでしょう。
ここにも鎌足を考える会・かるた会の木製看板があり、
ゆかりを持つ僧と記してあります。
とても気づきもしません。
近くを流れる川と咲き誇る藤の花が
妙なほど心に響いてきました。
A地点からB地点には
スムーズに 確実の運んでくれますが、
歴史や風土までは運んでくれません。
歩く事って今更ながら大事ですね。
歩は徳蔵寺へと進みました。
ここも初めて訪れるお寺です。
無人の山間のお寺なのに
手入れは行き届いていました。
月番による檀家の掃除だと言います。
建物の立派さと相まって
地域に根ざした営みを強く感じました。
地域に密着したお寺こそ本物ではないでしょうか。
宗教なんてとうていわかりませんが、
鎌足にあって初めて徳蔵寺だと感じました。
その住民の思いやりを感じながら
更に山奥へと入りました。
御嶽神社です。
口の開閉もよく聞くお話です。
一対の関係も夫婦と聞けば
ほとんど納得し不思議には思わないでしょう。
興味を抱いたのは「親子の狛犬」と言う説明でした。
初めて見る狛犬でした。
祭神が日本武尊であろうが この1点でした。
私にとっての「初めて」がこんな山奥にもありました。
庚申塔の説明を聞く参加者はそれぞれが熱心です。
あたりの風情に心を奪われる私でした。
高いところから見る風景はいつもとは違います。
水のわき出たと伝わる大鐘堰をへて
接ぎ木により再生された祖株は
ご存じ高蔵寺の裏手にあります。
鎌足桜保存会も広域化し、
桜の数も増えてきました。
そんな桜の植えられている矢那川ダムでお弁当となりました。
見晴らしのよい高い所に陣取りました。
妻の作ってくれたお弁当を食べました。
昼食後は
鎌足ふるさとかるた会のはからいで
山間の古道をコースに加えて下さいました。
山道を抜けると鎌足さくら公園です。
鎌足桜が40本…。
早く公民館の桜のように育つといいですね。
最後に書いておきたいのは
ダムの底に沈むはずだった馬頭観音です。
どこにでもある道しるべですが
惜しまれてダムの上に移設されました。
懇願によって移稙されたというお話を聞きました。
これを知った今は「どこにでもある」などと言えません。
村人の思いを知ったからです。
今回のたずね歩きで感じた事は
全てがとてもきれいに整備されている事でした。
地域の方々が当番を決めたり、
事業として手弁当でそうしているお話を伺うと
頭の下がる思いです。
かるた会が史実を調べたり
書物を出したりする事はもちろん、
こうしたたずね歩きを継続して下さるばかりか
訪ねる道筋の開発や整備もして下さる事に感謝します。
とても優しいという印象は持っておりました。
多世代同居の家族構成を理由に挙げておりましたが
そればかりではないような実感を受けて帰りました。
恩恵を戴く事しかできませんが
12回目のリピータになりたいとも思いました。
by fukuchan-ckj
| 2013-04-27 23:36
| 木更津情報
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